岡田 形に残る仕事がしたくてSKに入社し、すぐに担当になり感激しました。日本最大のベルタイプ基礎橋脚の据付け工事ですよね。橋脚の基礎となるフーチング部分をうちの工場で製作し、その検品や出荷を任されて、少しだけ自信になりました。でもかなり先輩方にフォローしてもらいました。
寺岡 現地では他社との共同作業なので、コミュニケーションを密に取って安全面に気を配りました。据付け日には、日本最大の起重機船「海翔」(4100トン高さ130m)が約32mのコンクリート橋脚(3300トン)を据付け地点まで海上輸送。橋脚が大型クレーンでゆっくり海中へ沈められ海底に設置された鋼管くいと接合する工事が行われました。1基の沈設に3時間かかったけど、その間祈る感じだった。でも、うちの社員は、難しい仕事ほど燃えるよね。納期までスケジュールがないとか、やったことがないとか、地域のためとか。そんな言葉に弱い。
岡田 ほかに、他社はやりたがらないって聞くと、「じゃあ、やってやろうか」と。体育会系?
中原 設計は女性中心のチームなので、やってやるぞ的なものはないけれど、プロの仕事をきちんと全うする意識の人たちが揃っています。資材納入も設計部の仕事ですが、最初の予定量が集まらないという時も、冷静に次の手を考えたりしました。工場の皆さんにもかなり無理を言いました。いつものことですが、今回はいつも以上に。ありがとうございます。
寺岡 当たり前のことでも感謝し合う、尊重し合いのはうちの社風かな。これからも難題どんとこいの精神でよろしくお願いします。
全員 はい!